令和3年度、第71回税理士試験の簿記論に合格しました。
勉強法とか合格法とか大層なことは言えませんが、少しだけ書きたいと思います。
簿記論という試験
簿記論は計算のみです。
理論はありません。
ただひたすら計算をする、というイメージで大体あっていると思います。
計算のみで、理論はありません、というと楽そうと感じる方もいるかもしれませんが、かなりひねった問題も出ますので、簡単ではありません。
とにかく問題のボリュームがすごく、2時間の試験時間ではまず足りないです。
簿記論の攻略法
予備校などでも何回も言われていることですが、まずは問題をざっと見て自分で解答できそうなところ、点数がとれそうなところのアタリをつける。
時間がとにかく足りないので、最初から全部解こうとするのではなく、最初に素読みなどをして、自分の得意な項目が出ているなとか、ここは簡単で点数が取れるところだとか、そういうことをすることが必要になってきます。
この「ここは簡単で取れそう」とか、「ここは難しくてダメだ」とかの判断は、やはり普段から問題に触れていなければ分からなくて、多くの問題に触れていることで、その判断も早く正確になってくるものだと思いますので、やっぱり普段からの問題演習は重要ということですね。
難しいところ、解答できるけど時間がかかるところは、解かないとはいいませんが時間を使わないようにして、後回しにすることです。
あとは、いかにうまく「集計」をしていくか、というところでしょうか。
T字勘定を使うとか、問題の前T/Bの横にうまく書いていく、とかですね。
本試験をうけるにあたっては、このあたりは重要です。
東京を表す新ドメイン「.tokyo」簿記論の解答の時間配分について
簿記論の試験は、小問の第1問、第2問と、大問である総合問題の第3問から成っています。
これを、120分の時間の中で、どのような時間配分で解くか?
これは意外と重要です。
予備校などでは、第1問、第2問は30分づつ、第3問は60分が目安とされているようです。
基本的にはこれを守ることが私も良いと思います。
ただあくまでも目安なので、問題により前後することは確かです。
第3問で70分かかってしまう問題なら、残り50分で第1問・第2問を解かなければなりませんが、問題的にそれが正解のときもあります。
でも、やっぱり30分-30分-60分の問題は多いと思いますので、この時間配分を結構意識しながら解答することをオススメします。
ちなみに私は、第3問から解くのですが、最初の60分で第3問にケリをつけるように、毎回解いていました。
どうしても区切りが悪くても、最長でも65分で、第1問に行く、という感じでしたよ。
第3問で70分とか75分とかかけてしまうと、第1問・第2問が比較的簡単だったとしても、時間が無いので、焦って間違えてしまう可能性もあるので、これはやめましょう。
簿記論の解答する問題の順番について
第1問(小問)、第2問(小問)、第3問(大問)の解く順番についてですが、これは人によって違いがあるようです。
第1問から解く人もいるし、第3問から解く人もいます。
私の場合は、全て第3問から解いていました!
順番的には、3 → 1 → 2 ですね。
毎回答練を受けたときは、この順番は変えなかったですし、本試験もこの順番で解きました。
理由としては明確なものはあまりないのですが、以下のような感じですかね。
・ボリュームのある第3問から解くと、あとがボリューム少なくなるので楽に感じる
・ボリュームのあるものを最後に残したくない
・第2問の個別問題は、私にとって難しい問題が多かったので、最後にやる
・第3問は「得点源」なので、先に点数を確保しておきたい
なお、第3問にかける時間ですが、繰り返しになっちゃいますが、
60分、長くても65分にしましょう!
経験上、それ以上かけると、第1問・第2問に影響が出てしまいます。
【意外と知らないIT用語】ドメインって何? お名前.com私の簿記論の勉強方法
日頃の勉強は、私は総合問題を中心に練習していました。
総合問題を1日1問とか解ければとても良いと思うのですが、2時間なので、社会人の方なんかはとてもじゃないけど時間は取れないと思います。
私の場合も働いていたので、平日たとえば1時間半程度の時間が取れたら、第3問のみとか、第1・2問を解いて答えを確認して・・・とやっていました。
ベタですが、繰り返し繰り返し解いて、手が動くようになればおのずと合格は近づいてきます。
集計については、T字勘定は、集計量が多くなりそうな勘定科目のみ、集計していました。
他の勘定科目で1つや2つくらいの動きのものは前T/Bの横に書いていましたよ。
ちなみに、私は大原さんに通学で通って勉強していましたので、基本的には大原さんのやり方になります。
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合格の目安
年により合格のボーダーラインは結構開きがあるようです。
65点前後だったり、40点台だったり・・・。
私が合格した年はボーダーラインが46点くらいで、自己採点は50点でした。
また、私の予備校での成績は、年間通して最高でも上位40%くらい、平均すると多分55%くらいだったかなと思うので、そのくらいでも受かるんだということを分かってもらえればと思います。
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